Edge 810を使ってみて
先日、GARMINのEdge810を購入した。 305, 705, 500に続いて4台目。
主にこれまで使っていたEdge 500との比較で、
- GPSの精度が良くなったこと
- 使い勝手の違い
- ネット連携の良いところ、イマイチなところ
などについて語ろうと思う。
現在の装備はスピード/ケイデンスセンサー無し、ハートレートセンサーは有るけどまだ使わず、パワーメーター有り(Quarq CinQo)。
なお、総じて買って良かったと思う。 高いけども。
今回、購入にあたっては510と大いに迷ったが、下記のような理由で810にした。 他にも何かあったかもしれないが忘れた。
- 510はそれまで使っていた500と比べると大きくなっているのでレースで使うなら500の方が良いのではないか
(なら、今回買うのはさらにデカい810でも良いんじゃない?という意味で) - 地図が欲しい場面がごく稀にあるが、その時に使えるのがマウント形状が違う705しかなくて困る
通勤で何度か使ってみたが、500と比べて1.5世代くらい(リリース順は500 → 800 → 510/810)の違いでずいぶん進歩したように感じる。
GPSの精度
まず、GPSの精度が全然違う。 電源を入れてから現在位置を掴むまでもかなり早いように思えるが、それよりも停止状態で見ると0km/hから動かないのが凄い。 500だと0.4km/hくらいになる事がしばしばあったし、同じルートを走っても500を使ってた頃より距離が1割くらい短く計測されるようになった。 他にも、500はLEZYNEのLEDライトと干渉しているような雰囲気があったけど810は今のところ問題なさげ。
GPSで取れる速度や距離なんてそこまであてにはならないと思ってはいても、より正確になるのは嬉しい。
使い勝手の違い
次に大きいのはタッチパネル化に伴い、ボタンに頼っていた操作性が大きく変わった事。
500だとメニューの深い階層にある機能を多用していたので期待は大きいが、まだイマイチ使い切れていない。
電源を入れるとまずバイクやアクティビティ(レースとかトレーニングといったライドの種類)を簡単に切り替えられる画面になる。
アクティビティごとに画面表示やオートラップなどの設定ができるので、例えばレースの時は最低限の情報だけ表示するとか、LSDの時は1時間ごとにアラートを鳴らすとかいった具合に設定しておくと一発で切り替えられるので便利かもしれない。 これも使い切れていないが…。
走り終わってストップを押すと、保存するか破棄するかを聞かれるようになった。
休憩などで続けて走る予定があれば無視すればいいし、もう走らないのであれば保存することでリセットされる。
これは素晴らしい機能で、リセット忘れの悲劇はほぼ防げるのではなかろうか。
ネット連携
510/810の目玉機能と思われるBluetoothでスマホに繋ぐことによるネット連携。
出来ることはたぶん3つ、天気予報の取得と自動アップロード、それにLiveTracking。
LiveTrackingは機会が無くてまだ試していないので片手落ちなのだが、これらは新しい機能なので無駄にワクワクしてしまう一方、実際に使うとなるとビミョーなところも多い。
天気予報は急激な変化が来そうな時には警告してくれるらしいが、それ以外はあまり見ないよね…という感じ。
自動でアップロードされるのは凄く便利なのだけど、対象がGarmin Connectだけなので他のサイトにアップロードするならUSB接続しないといけない。 あと、結局は充電のためにもUSBに接続するので難しいところ。
それにiPhone版のGarmin Connectアプリは不安定なのか、Edge → iPhoneはすぐにアップロードされるのにそこから先になかなか飛ばない。 たまに固まったりとか。
まあこの辺りはそのうち改善されると思う。
LiveTrackingも楽しそうな機能ではあるのだけど、電池の心配とか、そもそも使う機会あるのとか。
余計な機能を使ったせいでフリーズしてログ喪失とか泣けるしなあ。 悩ましい。
総括
500と比べるとデカく、重くなったのは確かだし、その幾分かを滅多に使わない地図機能が占めているというのも事実だ。
しかし、500よりも格段に使いやすくなっていると感じた。 ネット連携に関しては今後に期待。
買って良かったと思う一方で、510で良かったんじゃ…とか、出費に見合うのか…という説については黙殺しておく。
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- 近況報告2013年9月